YCE生を迎えて

334―E地区 4R1Z

坂城ライオンズクラブ

安島 ふみ子

2024年12月6日からと17日から、あわせて約2週間、マレーシア出身のAVRILという20歳の女性を我が家にホームステイさせました。

事前に自己紹介文を交換させていたので、食べ物の嗜好や興味のある物事、体験したい事についてはリサーチしてありました。食事については、日本食の代表的な納豆や茶漬け、刺身が大好物だったので毎日の食事のメニューに悩むことがなかったのでとても助かりました。しかし、極寒の長野の温度差に適応できるかが一番の心配事でした。ストーブやホットカーペット等で対応しましたが、ステイ後半は、のどの痛みがあり、風邪薬を飲んでもらいました

今回、ただののど風邪ですんだもののこれが、インフルエンザやコロナだったらと考えるとその対応は大きな今後の課題だと感じました。

毎日の日本生活体験は、皆様のご協力でしめ縄作り、日本刀の見学、着物の着付け、日精樹脂工業の工場見学、善光寺や県立美術館の鑑賞、そば作り体験など多くの日本体験をしていただいたので、彼女にとっては貴重な思い出になったと思います。

彼女のご両親は、マレーシアのライオンズクラブで積極的に活動をされていて、彼女自身もさまざまな活動をしている様子をスマのホを見せてもらい、活動家であることを知り20歳の若者が頼もしく感じました。今回のYCE生との交流事業を通じてでしか感じられない世界的なライオンズクラブの活動を実感することができました。

もっと日本の若者にも奉仕活動に頑張っている世界の青少年の姿を紹介できれば素敵だなあと思いました。

今、世界は分断がひろがり、争いが絶えない内向きの世界になりつつあります。そんな世界にあって、他の人のことを考え奉仕する心をもつ青少年が育つことは私たちの唯一の希望です。その意味でもこのYECの事業が有意義であると思います。

独特の日本文化や伝統行事、おもてなしの心などを外国の青少年に体験してもらうことは、次代の世界を生きる青少年の世界観を変えることでもあり広げることでもあります。

ホストは、大変なこともありましたが、あとで思えば楽しい思い出になりました。

貴重な体験の機会を与えてくださったライオンズクラブの皆様やご協力いただいた坂城ライオンズクラブと更埴ライオンズクラブのメンバーの皆様に感謝申し上げ、簡単ですが、私のYCE生受け入れの報告とさせていただきます。

  

歓迎会             坂城町役場表敬訪問         日精樹脂工業㈱工場見学